パソコンのキーボードを全部、フルに使って入力する フルキー入力 で行ないます。
フルキー入力には、ローマ字入力 と かな入力 があります。
Aのキーを押すと あ と入力されるのが ローマ字入力で、ち と入力されるのが かな入力です。
さいたま の入力では S A I T A M A の順でキーを押すことになります。
この講座では、ローマ字入力で体験します。
パソコンが、かな入力になっていたら、ローマ字入力に切り替えましょう。
入力の切り替えは、Altキーを押したままカタカナひらがなキーです。
切り替えの確認を求められたら、←キーで はい に移動し Enterしましょう。
キーボードが見える人も、慣れてくると見なくても入力できるようになります。これを タッチタイピング といいます。
見えない人や見えにくい人も、入力できるということです。どんどん慣れますので、やってみてください。
PC-Talkerに付いてきた キーボードガイド を使うと、押したキーの名前を読み上げてくれます。
名前を読み上げる以外は何もしませんので、安心してキーボードの練習ができます。
キーボードガイドは、AOKメニューの アクセサリー にあります(見つからなかったら、サポーターさん、よろしく)
キーボードガイドは、Windowsキー を続けて3回押すと終了します。
タッチタイピングでは、どの指でどのキーを押すかが決まっています。そして、基本となる指の置き方を ホームポジション と言います。
左手のホームポジションは F D S A、右手のホームポジションは J K L ; です。
ホームポジションの探し方ですが、キーボードの最下部中央にある横幅の広いキー(スペースキー)の両脇の外側に左右の人差し指を置き、一段上のキーとキーとの隙間に沿って指を滑らせると、左手人差し指はFキーに、右手人差し指はJキーにたどり着きます。キーの上部に小さな突起が付いていたら、それが Fキーと Jキーです(以下、Fキーは、Fと略します。それ以外についても、キーは略します)
Fと Jに指を置いたら、左手中指は Dに、薬指は Sに、小指は Aに置きます。
右手中指は Kに、薬指は L、小指は ;に置きます。
入力に限らずパソコンを操作する際には、必ずホームポジションに指を置くようにしてください。
タッチタイピングでは、それぞれの指が、決められた守備範囲のキーを押します。ホームポジションに置いた手の形を保つようにしましょう。
ホームポジションを保つのは大切ですが、届かないキーを押したい時にはホームポジションから指を離して構いません。指を離してキーを押したら、またホームポジションに戻しましょう。
指の置き方ですが、指をピンと伸ばしたりしないで、肩を揉むような感じに、軽く曲げてください。肩を揉むと思うと指に力が入ってしまう人は、指先で軽く手首をつまんでみてください。そんな感じです。最初は大変かもしれませんが、すぐに慣れます。
キーの押し方ですが、押すと言っても押しっぱなしではありません。押しっぱなしにすると、同じキーがいっぱい入力されてしまいます。押したらすぐ指を戻してください。
1 ホームポジションに、左手の指を置いてください。
人差し指がF、中指がD、薬指がS、小指がAです。人差し指は、Fの右側のGも担当します。次の順番で、3回ずつ練習しましょう(以下でも、同じように練習しましょう)
F D S A F G
2 ホームポジションの行から、そのまま、指を上の段に上げてください。あ、上げると言っても左斜め上に若干ズラしてです。
人差し指がR、中指がE、薬指がW、小指がQです。人差し指は、Rの右側のTも担当します。
R E W Q R T
3 今度は、ホームポジションの行から、指を下の段に下げてください。あ、下げると言っても、これまた右斜め下に若干ズラしてです。
人差し指がV、中指がC、薬指がX、小指がZです。人差し指は、Vの右側のBも担当します。
V C X Z V B
4 左手の後は、右手です。ホームポジションに、右手の指を置いてください。
人差し指がJ、中指がK、薬指がL、小指が;です。人差し指は、Jの左側のHも担当します。
J K L ; J H
5 ホームポジションの行から、そのまま、指を上の段に上げてください。
人差し指がU、中指がI、薬指がO、小指がPです。人差し指は、Uの左側のYも担当します。
小指は、Pの右斜め上にある−も担当します。−はカタカタの伸ばす音のとき使います。
U I O P − U Y
6 今度は、ホームポジションの行から、指を下の段に下げてください。
人差し指がM、中指が,、薬指が.、小指が/です。人差し指は、Mの左側のNも担当します。
日本語の、は,を押すと入力されます。。は.を押すと入力されます。
M , . / M N
文字入力の練習は、PC-Talkerに入っているワープロソフト MyEdit を用います。
MyEditは、マイスタートメニューにありますので、起動してください。
MyEditの終了は、Altを押し、↑を2回押して 終了 と読み上げたら、Enterです。
保存しますか と読み上げますが、まだ練習なので保存は不要、→で しない を選び、Enterしましょう。
保存したいなら、保存しますか で Enterすると 名前を付けて保存 できます。
文字を入力すると、画面に ひらがな で表示されますが、まだ確定していません。
Enterを押すと、文字として確定します。漢字やカタカナに変換することもできます。
試しに あ と入力し、Enterすると、あ と読み上げます。
もう一度 Enterすると、次の行に移動します。
↑キーで前の行に移動すると、あ と入力したのが確認できます。
あいうえお は母音ですので、入力した文字がそのまま表示されます。
かきくけこ や さしすせそ は、子音+母音での入力となります。
か は K に続いて A で、 さ は S に続いて A で入力します。
入力は、あいうえお ではなく、いうおえあ で練習します。
大丈夫、練習しているうちに、指が並びを覚えます。
どうして あいうえお ではなく いうおえあ なのかは、押してみればわかります。
わからなかったら、考えてみましょう。
あ行の いうおえあ を4回ずつ入力してみましょう。
入力したら Enterで確定し、更に Enterして次の行に移りましょう。
か行の きくこけか から ら行の りるろれら まで、4回ずつどうぞ。
と言いたいところですが、練習の最初は入力なしです。聞こえたとおりを声に出して、繰り返してください。
↓キーを押すと、PC-Talker が1行ずつ読み上げます。
聞こえたとおりに、ハッキリと4回ずつ声に出して繰り返しましょう。
4回ずつ繰り返したら、頭に残っているうちに、今度は実際に4回ずつ入力してください。
キーボードが見える人は、最初の2回は見ながらでも構いませんが、3回目からは、見ないで入力しましょう。
同じように聞こえても、お と を、は と わ は違います。
お昼を食べる の お昼 の お は、O で入力しますが、
何々を といった場合の を は、WO で入力します。
こんにちは や こんばんは の は は、HA で入力します。
それだけで使うことはあまりありませんが、ん は NN で入力します。
小書きの仮名は、拗音や促音の中で用いられています。
修正などで単独で入力する際には、Lに続けて入力しましょう。
きゃ は KYA、きゅ は KYU、きょ は KYO で入力します。
以下の入力で、どれだったか度忘れした人には、サポーターさんが教えてくれます。
小さい つ の後ろのアルファベットを続けて入力すると、小さい つ が入力されます。
かっぱ は KAPPA で、しっぽ は SIPPO で入力します。
ハッハッハ と入力してみましょう。
アッハッハ と入力してみましょう。
ポッポッポ ハトポッポ と入力してみましょう。
もっぱらカタカナで、出てくる拗音もあります。
ファ は FA で、 フィ は FI で、フェ は FE で、フォ は FO で入力します。
ジャ は JA で、ジュ は JU で、ジェ は JE で、ジョ は JO でも入力できます。
ジェットコースターと入力してみましょう。
ウィ WI で入力します。
クォ は QO で入力します。
ティ は THI で入力します。
トゥ は TWU で入力します。
入力した文字を変換したいときは、スペースキーを押すと、画面に変換する候補が表示され読み上げられます。
その状態でスペースキーを押すと、次の候補が表示され読み上げられます。
日本語には、同じ読み方でも意味が違う同音異義語がたくさんあります。どんな漢字か説明してくれますので、適切な漢字を選べます。
目的の漢字が読み上げられるまで、スペースキーを押していき、適切な漢字を読み上げられたら、Enterキーで確定しましょう。
試しに さ と入力し、スペースキーを押して説明を聞き、更に押して次の説明を聞いてみましょう。
変換した文字は、エンターで確定させます。エンターを押さなくても、次の文字を入力すると確定します。
文字を入力すると表示される変換候補の中にはカタカナも入っていますが、変換候補から探すまでもなくカタカナだとわかっている文字については、いきなりカタカナに変換しましょう。
文字を入力したら、無変換キーを押してください。低い声で読み上げるのがカタカナへの変換です。
→キーや←キーで移動すると、1文字ずつ文字を読み上げます。
文字の間違いに気が付いた時は、確定前であれば Escapeを押すと、前の状態に戻ります。
確定後に、カーソルの位置にある文字を削除する場合は、Deleteキーを押します。
カーソルの位置よりひとつ前の文字を削除する場合は、BackSpaceキーを押します。
123 という数字が並んでいたとして、2の位置にカーソルがあった場合、Deleteキーを押すと2が削除されます。BackSpaceキーを押すと1が削除されます。
但し、PC-Talkerが読み上げるのは移動した位置の右側の文字なので、削除したい文字を確認したら Deleteで消すのが安全です。
いよいよ変換の練習です。最初は あ や か といった清音での変換です。入力したら変換し、読み方は同じでも意味が違う言葉がたくさんあることを実感しましょう。どんな言葉に変換にするかは、お好みでどうぞ。
バナナやパンダといった濁音や半濁音、お茶やラッコやソースといった促音や拗音や長音の入力方法も覚えましょう。
バナナ や パンダ といった濁音や半濁音は、単純に BANANA や PANNDA と入力します。
お茶 は OTYA や OCHA と入力します。
ラッコなどでの促音である っ は、小さい つ の後ろのアルファベットを続けて押すて入力します。
ラッコ は RAKKO、ラッパ は RAPPA と入力します。
長音を用いる ソース は SO−SU、ビール は BE−RU、ケース は KA−SU と入力します。伸ばす音である − は バー と読み上げます。
ローマ字に馴染みの無い人にも分かりやすいよう紹介しましたが、ローマ字の書き方には色々あります。
正しいローマ字でなくてもパソコンでは入力できるものもありますので、自分の覚えている方法で入力できたらOKです。
、は ,で、。は.で入力します。
住所を入力するとき、郵便番号を変換すると番地の手前まで出てきます。
自分の住所を入力してみましょう。
どんどん入力した数十文字を一気に変換することができますが、一気に変換すればするほど誤入力や誤変換が見つけにくくなります。
あまり長い文章を変換させると、間違った変換になっても気が付きにくいので、短く区切って変換させましょう。
とは言え、あまりにも短い文字だと変換候補が多すぎて、変換したい文字を見つけるのが大変になります。慣れるまでは、文節単位での変換を心がけましょう。
例えば、私は買い物に行きます といった入力をする場合、私 で変換、は は変換しない、買い物 で変換、に は変換しない、行きます で変換と細かく変換するのではなく、私は で変換、買い物に で変換、行きます で変換しましょう。
また 、や 。は単語と別に入力するのではなく、、や 。まで続けて入力しましょう。
わたしはいしゃです を入力し、変換してみましょう。
どこで区切るかで
に変換されます。
きょうはきものをかいました を入力してみましょう。
どこで区切るかで
に変換されます。
わたしはおおたけいすけです を入力してみましょう。
どこで区切るかで
に変換されます。
入力の練習では、子供の頃に覚えた歌や歌謡曲といった、歌詞の入力がお薦めです。
同じ歌詞が繰り返し出てきますので、入力を続けているうちに指が覚えてくれます。
但し、@は日本産業規格(JIS)に無い文字ですので、メールの使用は避けましょう。
ちなみに、パソコンの辞書には「学習機能」がありますので、なかなか出てこなかった字があったとしても、一度変換すれば、次回から優先的に出てきます。使えば使うほど、賢い辞書に育ちます。
賢くなるのを待てない人は、単語登録しちゃいましょう!(この後に出てきます)
文字入力って、読み方と言いますか、何んて言うかを知っているからできるんです。
文字の形として漢字を覚えていても、読み方を知らない文字は入力できないのです。
でも、読み方を知らなくても、入力できる方法があります。それが手書き入力です。
但し、文字の形をなぞって入力するための前提は、文字の形が見えていることです。
文字が見えないと入力できませんが、見える人なら読めない人でも入力できます。
手書き入力の呼び出し方さえ覚えていれば、近くにする人に助けてもらえます。
世の中には、存在しても使ってはいけない文字(JISにない文字)があります。
自分と同じパソコン環境のところでは問題なく使えますが、別のパソコン環境だと
文字化けしているかもしれません(システムエラーを誘因しているかもしれません)
以下、使ってはイケナイ文字(当面使うのは避けたほうが無難な文字)の一覧です。
ちなみに、スタンプのような絵文字は、文字化けの元になってるかもしれません。
顔文字は、PC-Talkerが読み上げることを確認できていないものについては、
意味不明な文字の読み上げになってしまうので避けましょう。
変換しても出てこない単語は、辞書登録 を使うと便利です。
辞書登録の方法
なお、単語の登録では、読み上げどおりの登録でなくて構いません。
入力の手間が省けるように「短縮読み」で登録しておくと便利です。
そして、単語登録のコツは、2文字以上、かつ、辞書にない言葉です。
例えば、
ちなみに、ここで言う単語登録は、あくまでも入力辞書への登録です。音声読み上げソフトが思ったように読み上げてくれない単語については、音声読み上げ辞書への登録が必要です。
以上で、文字入力の体験を終わります。メールの体験にお進みください。
お問い合わせは なれるねっと まで